練習しよう。慣れよう。その2(リニューアルオープンは6月4日(金)です。)
仙台宮町の工房が青根に引っ越してから
1か月と少し、経ちました。
5年前に住まいは青根に移していたので
暮らし方が大きく変わったわけではないですが
仕事場を新しく作る、
移すということは
思っていた以上に大事業でした。
壁に貼った「工程表」に時々目をやり
気力を引っ張り上げました。
プロパンになったガスオーブンのクセも
だいぶつかめてきたし、
「いいぞいいぞ。なんて美味しいの!」
私のいつもの独り言も出てきたから
多分、なんとかなるでしょう。
「踊り子」焼けた。妖精みたい。
工房の、ラッピング作業をする机の前の森。
そしてようやく
「暮らし」の方にも手が回るようになり
改めて、5年間続けていた
仙台~青根往復のこと、
夜明け前に出発し、
日が暮れてから森に帰るという仕事の仕方
よくやってきたなあ・・って
ちょっと思います。
でも、できたんです、慣れて。
(ファーレンパパは現在も私と違う仕事に
取り組んでいるため仙台に出向いていて、
お互い試行錯誤しながら努力しています。)
そして「今」はね、
例えば、
牛乳を買い忘れたから
そこの店まで行ってきます・・・
そのためには10キロ、車を走らせねばなりません。
例えば、
お菓子の材料が、あらやだ、足りないじゃない
そんなことがあったらいけないのですが
そのためには
川崎町の役場方面に行くか
遠刈田か蔵王町の方まで足を延ばすか
そういうことですね。
しかも専門店ではないですし、そこまで行ってみて
間に合うのかどうか瞬時に考えなくてはなりません。
少ない店舗ではありますが、品ぞろえを頭に叩き込んで
「もしも」の場合は飛んで行ったほうが良いかどうか
そんな練習もしています。
緊張しちゃうわね(笑)
でもね、いざ車を走らせると、理屈抜きで
やっぱり森や山は美しい。
野生の藤の花なんてもうびっくりするほどです。
まるで藤棚のよう。自然にこうなっているのですよ。
遠い昔の記憶の中の
校庭の隅にあった端正な藤棚が
今、目の前でこんなふうに咲いているなんて。
現実なんですけどやっぱり夢の中にいるみたいです。
すぐそばに、冷蔵庫代わりの便利なスーパーは
ないけれど、私が選んだやり方だもの。
買い物に行く行為そのものが
「重要な任務」になってゆくのです。
・・・・・・
若い頃、元町や銀座をブラつくのが好きだった私が
野生の藤の花に感動しながら
10キロ離れた最寄りの店に必要なものを
買いに走る暮らしをしているなんて・・・・
人生って不思議です。
庭も花が次々と咲きだしています。
※新しい青根の店の営業は
6月4、5、6日からスタートします。
(金)(土)(日)10時~17時。
オープンまでもうしばらく
待っていてくださいね。
※オープン以降、
(金)(土)(日)10時~17時
通常営業、祝日も営業しようと
思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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